お酒造り38日目

お酒造り38日目

本日は仕込み第四号のもろみを上槽しております。グリーンがかったイエローな色合いはまさに新酒そのもの。亀口から漂う芳香を感じると生まれたばかりのお酒に口を付けずとも出来映えの良さが伝わってまいります。

 

昨日より新酒「しぼり立て」の出荷が始まりました。首都圏地域の酒販店様へは明日の到着、遠方の酒販店様へは25日頃の到着になります。店頭に並んでいるのを見つけましたら、ぜひお手に取ってください。

 


本日も元気に仕込みが続いております。仕込み量が多かったり、開放型のタンクで仕込むときにはエアシューターで蒸米を送りますが、仕込み量が少ないときには蒸米を手運びで行います。放冷機の出口から仕込みタンクまでの間を飯桶に蒸米を入れて何往復もします。

 

上槽を行う前には櫂棒でもろみをまんべんなく撹拌します。撹拌をしっかりと行うことで、もろみ中の炭酸ガスを抜き、正確な上槽前の尺を取ることができます。搾る前に混ぜるなんて、あんまり意味がなさそうに思えますが、これがかなりの重要ポイントなのです。

 

醪の発酵状況、お米の溶け具合によって発酵中のタンクに追い水(水を追加すること)を行うことがあります。予定より溶けすぎた!ということもありますし、意図的に行うこともあります。後述の方が大抵ですけどね。

11月20日は恵比寿講でした。お恵比寿さまと大黒様をお祀りして、お赤飯を炊いて、尾頭付きの鯛(尾頭付きなら何でもオケ)とお酒、それから現金をお供えして一年間の労をねぎらいます。今年もありがとうございました。こういった風習はずっと残していきたいものです。

 

 

今日は雨ふりなのでトキちゃんは家の中でクサクサしてますが、お天気のいい午前中はポカポカウトウトしてます。毛の生え変わりの時期なのでボッサボサ。

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